ロボアドバイザー(ロボアド)は、AIなどを活用して投資家のニーズに合った投資商品を提案してくれるフィンテックサービスです。

すでに米国ではメジャーな投資手法となっていて、2017年時点で約18兆円以上の資産が運用されています。

日本国内でも徐々にサービスが広がりつつあり、若年層のユーザーが多いという傾向が見られます。

投資商品などの提案を行ってくれるロボアドを「アドバイス型」、提案だけではなく、その後の購入や運用まですべて行ってくれるロボアドは「投資一任運用型」と呼ばれています。

ロボアドバイザーのメリット

1.投資をおまかせできる

投資のポートフォリオの配分などは、ユーザー一人ひとりのリスクやリターン目標などに合わせて、AIが最良のプランを提案してくれます。

まだ、知識の少ない初心者の方であれば、提案されたプランをそのまま採用して、購入と運用することができます。

自分でポートフォリオを決めて、投資信託などを選んで、購入してという難しい選択や手間を省いて資産運用を行う事ができます。

(引用:住信SBIネット銀行)

2.運用もおまかせできる

長期の積立投資で大切なポイントが、ポートフォリオのバランスを時勢にあうように見直しを行うということです。

ロボアドバイザーの場合、見直しであるリバランスまでも自動で行ってくれます。ロボアドを利用した投資家がやることは、ほとんどなくほったらかしで資産の運用が可能です。

ロボアドバイザー 会社を選ぶポイント

1.コスト・手数料

2.最低投資資金

3.投資対象

4.自動積立機能

5.リバランス

1.コスト・手数料

ロボアドバイザーの投資では、口座開設が無料というサービスがほとんどですが、サービスを使用するための「運用管理手数料」という手数料がかかります。
手数料は会社によって違いがあり、投資金額の0.3~1.0%の設定となっています。

積立投資の場合には何年も使い続けて、その度に手数料を支払うことになる、手数料が安いサービスの方がコストを抑えることができます。

利用手数料が1%のサービスで10万円投資をした場合、年間1%で1,000円が手数料となります。
年間0.5%のサービスでは500円が手数料です。

仮に10年間運用した場合、単純に支払う手数料の差額が5,000円になります。

・1,000円×10年=10,000円

・500円×10年=5,000円

100万円投資した場合には、10年で50,000円が手数料だけで差がある計算になります。

また、ロボアド投資でもう一つ必要な手数料に「信託報酬」があります。

信託報酬は、投資信託やETFの運用、維持、管理などにかかる費用として徴収され、ETFの場合の経費率は年率で0.11~0.14%となっています。

信託報酬はそれぞれの商品で異なるので、信託報酬が安い商品を取り揃えている方が、その分だけコストが抑えられます。

投資一任運用型ロボアドバイザー

サービス運用管理手数料
(年率・税抜)
信託報酬合計手数料
WealthNavi
(ウェルスナビ)
1.0%最大0.14%最大1.14%
THEO
(テオ)
1.0%0%1.0%
楽ラップ0.702%未満最大0.288%最大0.990%
マネラップ
(MSV LIFE)
0%0.825%
+運用管理費用0.1%(概算)程度 
0.925%程度
クロエ0.88%0%0.88%
ダイワファンドラップ
オンライン
1.0%最大0.315%最大1.315%

2.最低投資資金

なかなか貯金を続けられない方が積み立てをはじめる際は、資金が少なくてもスタートできるサービスを選びましょう。
無理なくコツコツと貯められるのが負担が少なくて継続しやすいポイントです。

多くのロボアドバイザー会社では、積立投資を「1万円からスタート」という金額が多く設定されていますので、まずはコツコツ開始していきましょう。

サービス初回入金額積立最小金額
WealthNavi
(ウェルスナビ)
10万円1万円
THEO
(テオ)
10万円1万円
楽ラップ10万円1万円
マネラップ
(MSV LIFE)
1,000円1,000円
クロエ1万円
ダイワファンドラップ
オンライン
1万円1万円

3.投資対象

ロボアドの投資先の多くが投資信託ETFです。
分散投資を考慮すると、多くの商品を扱っている方が投資先も多く選択肢が広がります。

ロボアドバイザー

投資対象となるファンド

WealthNavi
(ウェルスナビ)

海外ETF 10000種類

THEO
(テオ)

海外 ETF35~45種類

マネラップ
(MSV LIFE)

東証上場ETF

楽ラップ

投資信託(国内外の株式・債権・REIT)

クロエ

東証に上場している投資信託

ダイワファンドラップ
オンライン

インデックス型投資信託

4.自動積立機能

毎月、何もせずに自動で積み立てられる方法が積立投資の大きなポイントです。

ロボアドの場合、投資を開始する際に自分の現在のデータやいくつかの質問に答えることで、自分で思うリターンやリスクを考慮して最適なポートフォリオを選択してくれます。

その後は、決められた口座から毎月引き落としされて、積み立てされていきます。

自分でやることは毎月の運用成績がどのようになっているのかチェックするだけ。運用成績が気にならない方は気が向いたらチェックするだけでも良いでしょう。

ロボアドバイザー

自動積立機能

WealthNavi
(ウェルスナビ)

THEO
(テオ)

マネラップ
(MSV LIFE)

楽ラップ

×

クロエ

×

ダイワファンドラップ 
オンライン
×

5.リバランス

ポートフォリオを定期的に見直すことで、効率が良い資産運用が可能です。

リバランスとは、相場の変動で自分のポートフォリオの分散割合が変わってしまった場合に、元のバランスに戻すための売買するです。毎月、半年に1回など会社によってリバランスの頻度が異なっています。

ロボアドバイザー

リバランス機能

リバランス頻度

WealthNavi
(ウェルスナビ)

最長6カ月に1度

THEO
(テオ)

1ヶ月に1回

マネラップ
(MSV LIFE)

楽ラップ

クロエ

ダイワファンドラップ
オンライン

ロボアドバイザー おすすめランキング

1.WealthNavi(ウェルスナビ)

・SBI証券など多くの金融機関との提携の実績

・積立金額は毎月1万円から開始できる

・自動で税金を最適化するDeTAXを装備

・初期は10万円から投資可能

・手数料の安いETFで運用

ウェルスナビ 公式サイトへ

コスト・手数料

1.0%(年率)

最低投資資金

10万円

積立金額

1万円

投資対象

米国上場ETF

自動積立機能

リバランス

6カ月に1度

WEALTHNAVI(ウェルスナビ)おすすめポイント

日本顧問業協会のデータで、ロボアドバイザー預かり資産運用者数No.1のサービスがWEALTHNAVI(ウェルスナビ)です。

1990年にノーベル賞を受賞したハリー・マーコビッツ氏のポートフォリオ理論などに基づいた、高度な金融アルゴリズムによる運用が行われています。

リバランスでの売買や分配金の受け取りで発生する税金を「自動税金最適化(DeTAX)」を行って、翌年以降に繰り延べるというオリジナル機能を備えています。

WealthNavi(ウェルスナビ)公式サイトへ

運用実績(ドル建て)

ウェルスナビの各リスク許容度の推奨ポートフォリオに投資していた場合のリターンを公式サイトより抜粋しました。

リスク許容度1ヶ月6ヶ月1年
1+0.6%+2.7%+7.0%
2+0.9%+4.2%+10.3%
3+1.1%+5.6%+14.0%
4+1.4%+6.7%+16.8%
5+1.4%+7.6%+19.2%
管理人1号の運用実績

2017年8月から2018年1月までの実績となります。

初回に30万円を入金して、月々1万円の積立を行った結果、2018年1月9日現在で+31.933円で年利+9.39%で運用されていました。

WealthNavi(ウェルスナビ)公式サイトへ

2.THEO(テオ)

THEO

・自分に最適化されたポートフォリオが作成

・海外ETFなど約80カ国に投資が可能

・毎月リバランスされるので、運用の見直しが早い

・毎月1万円からの積立投資

THEO 公式サイトへ

コスト・手数料

1.0%(年率)

最低投資資金

10万円

積立金額

1万円

投資対象

米国上場ETF

自動積立機能

リバランス

毎月

THEO おすすめポイント

日本で最も早くロボアドサービスを開始したのがTHEOです。

大きな特徴は豊富な投資対象。米国の株式市場に上場している海外ETFにおいて、国別の株式や金などの商品、不動産に投資するRIETなどがあり、約80カ国への投資が可能となっています。

ポートフォリオは「グロース」「インカム」「インフレヘッジ」という3パターンが用意されていて、資産運用ニーズやリスク許容度に応じて組み合わせが決められます。

約1ヶ月毎に資産運用方針のリバランスが行われて、最適なポートフォリオが維持されるようなシステムになっています。

THEO+(テオプラス)

THEO+は色々な企業や金融機関と提携した、ロボアドバイザーのTHEOを利用することができます。各企業でポイントが貯まる、マイルが貯まる。また、おつり投資ができるなどの特徴があります。

THEO+docomo、の場合は利用残高の金額に応じてdポイントが貯まるメリットがあります。

管理人1号の運用実績

2017年8月から2018年6月までの実績となります。
資産運用方針は「THEOにおまかせ」で行っています。

10万円を預けておいた結果、2018年6月19日現在では+3,129円の年利3.13%で推移しています。
2018年3月にはマイナスになっていた時期もありますが、放置しておいたおかげでプラスになっています。

THEO(テオ) 公式サイトへ

3.楽ラップ

・トータル手数料が0.702%と割安

・主に国内の投資信託で運用

・株価下落の損失リスクを抑える機能も搭載

楽ラップ 公式サイトへ

コスト・手数料

0.702%未満(年率)

最低投資資金

10万円

積立金額

1万円

投資対象

国内投資信託

自動積立機能

リバランス

不明

楽ラップ おすすめポイント

楽ラップの特徴の一つが、投資対象がすべて国内で販売されている投資信託で、信託報酬が割安なインデックス型で運用されているという点です。

他社のロボアドでは海外のETFに投資しているケースが多いですが、楽ラップでは情報を得やすい国内の投資信託に限定した運用が行われます。

世界最大級の運用コンサルティング会社であるMercerの日本法人であるマーサージャパン株式会社の助言に基づいて、楽天証券が運用コースを提案して、米国最大級の資産運用会社であるSSGA社のアドバイスを受けて楽天証券が資産配分のコントロールを行っています。

楽ラップ 公式サイトへ

4.マネックスアドバイザー

・利用手数料が、業界最低水準の0.3%

・自分で運用プランの見直しも可能

・最低投資金額が5万円からと低予算でOK

マネックスアドバイザー 公式サイトへ

コスト・手数料

0.3%(年率)

最低投資資金

5万円

積立金額

1万円

投資対象

国内上場ETF

自動積立機能

リバランス

不明

おすすめポイント

最も大きなポイントは利用手数料が0.3%という他のロボアドサービスと比較して業界最安値な点です。最低投資金額が5万円、積み立てが1万円とはじめての方でも開始しやすいサービスになっています。

ロボアドバイザーによって提案されたポートフォリオを、自分で考えた投資プランに合わせて、自由にカスタマイズ可能できる特徴もあります。

初心者はそのままで運用。上級者の投資家であれば、ロボのアドバイスを参考に思いどおりの資産運用を行うことが可能です。

マネックスアドバイザー 公式サイトへ

5.投信工房

松井証券

・アドバイス型で一括購入注文が可能

・積み立ての際にリバランスができる

・積み立て金額が100円からと少額

投信工房 公式サイトへ

コスト・手数料

無料

最低投資資金

100円

積立金額

100円

投資対象

国内投資信託

自動積立機能

リバランス

不明

投信工房 おすすめポイント

投信工房はアドバイス型のロボアドバイザーです。
購入は自分自身で行う必要がありますが、スマホやPCで簡単に行うことができます。

リバランス積立という機能があり、投資信託を積立する際に自分の目標とするポートフォリオの比率に近づける最適な配分で積立が行われます。

一度積立設定を行うと、運用方針どおりに投資を続けられ、一般的な積立投資のメリットに加えて、リバランスの効果を得ながら資産運用ができます。

投信工房 公式サイトへ

ロボアドバイザー おすすめランキング まとめ

徐々に認知度が広がりつつあるロボアドバイザーは、国内では、2018年7月に預かり資産が900億円、申込件数12万口座を超えた「WealthNavi(ウェルスナビ)」と2018年2月で預かり資産230億円、申込件数3万口座「THEO(テオ)」の2強という状態になっています。

一般の投資信託やETFよりも運用手数料がまだまだ高い印象がありますが、銘柄選定、購入、リバランスまでのすべての資産運用を行ってくれるのは、投資をこれから勉強して運用しようと思っている方や、おまかせで投資をしたいという方にはメリットのほうが大きいのではないでしょうか。

特別金利が適用されている定期預金に預けておいても、0.2%程度の利息しかもらえません。

100万円を1年預けても、2,000円の利息です。

WealthNavi(ウェルスナビ)」の2016年1月19日~2018年7月31日での実績を見ると、リスクを最も減らしたリスク許容度「1」の状態でも「+8.9%」のリターンとなっています。

もちろん、投資ですので元本の保証もありませんし、未来のことは誰にも分かりません。

ただ、増えない預金に置いておくよりも、50%ずつを分散するなどの資産運用を行って、将来の資産形成を行う方法も検討してみてはいかがでしょうか。

管理人1号は、WealthNavi(ウェルスナビ)とTHEO(テオ)、管理人2号はTHEO(テオ)で、運用を行っています。

(引用元:WealthNavi

投資一任運用型ロボアドバイザー 比較一覧

ロボアドバイザー

運用手数料

運用商品

最低投資資金

自動積立

WealthNavi
(ウェルスナビ)

1.0%

海外ETF
10,000種類

10万円

THEO
(テオ)

1.0%~0.65%

海外ETF
35~45種類

1万円

マネラップ
(MSV LIFE)

0.825%

東証上場ETF

1万円

楽ラップ

0.702%未満

投資信託
(国内外の株式・債権・REIT)

10万円

×

クロエ

0.88%

東証に上場している投資信託

1万円

×

ダイワファンドラップ オンライン1.08%インデックス型投資信託50万円×