日本では長い間、低金利が続いており、仮に大金を預けていても利息がなかなか増えないという状態です。
日本政府は「貯蓄から投資」へというスローガンを掲げて、一人ひとりが自分で資産を築いて将来に備えるべし、というメッセージを送っています。

しかし、いざ投資を始めようとしても、何から初めて良いのか分からないという方が多いようです。

そんな、投資初心者の方や、貯金も苦手という方におすすめな資産運用方法が「おつり投資」です。

おつり投資とは?

「おつり投資」とは読んで字のごとく、「おつり」「投資」してくれるサービスです。

買い物のおつりの小銭を「おつり貯金」として、貯金箱に貯めていたという方も多いのではないでしょうか?

「おつり投資」では、この小銭にあたるお金を貯金ではなく、投資にまわして運用する方法です。

実際には、現実世界で発生したお金を運用するのではなく、クレジットカードや電子マネーで決済した際の金額に対して、一定の基準でおつりを発生させて、そのお金を投資で増やせる仕組みです。

正確にはおつりではなく、端数部分をおつりにみたてて積み立てていく方法です。

多くのサービスでは、100円、500円、1000円という基準を決めて「おつり」を発生させます。

 おつりの基準
決済金額100円500円1,000円
80円の買い物をした場合のおつり20円420円920円
400円の買い物をした場合のおつり100円600円
800円の買い物をした場合のおつり200円

おつり投資のメリット

1.自動で投資ができる

クレジットカードや電子マネーで決済した際のおつりが月に一回集計され、まとめて投資の資金として口座から引き落とされて金融商品で運用されます。

すべて自動で行われるので、自分で振り込む必要はありません。

おつりの基準を100円などにしておくと、毎回の買い物で数十円がおつりとして発生するので、少額からでも投資が可能です。

2.投資商品選びで悩まなくて済む

「おつり投資」のサービスは、シンプルな設計になっており、投資商品も厳選されています。

「トラノコ」は3種類のETFから選択ができます。

「マメタス」は、ロボアドバイザー「WealthNavi」が自動で資産運用を行ってくれます。

3.スマホアプリから申し込んで投資ができる

「おつり投資」が簡単な投資である理由の一つが、スマホアプリで申込みから運用までが簡単にできることです。

サービスに申し込んで設定を行うだけで、アプリ上でそのまま投資が行われます。

運用状況は毎日更新されており、投資している資産の構成情報もすぐに分かります。

ポイント投資 のデメリット

1.手数料がかかる

「おつり投資」ではサービスの利用に手数料が発生します。

「トラノコ」は、月額300円がかかります。

「マメタス」は、サービスの利用は無料ですが、預かり資産3,000万円までは年率1.0%(税別)、3,000万円を超える部分は年率0.5%(税別)の手数料が発生します。

2.元本保証がない

「おつり投資」は貯金ではなく投資で運用されるサービスですので、状況によっては損失が発生する可能性があります。

おつりの金額を決める際は、計画的に行いましょう。

おつり投資を選ぶポイント

1.利用手数料

投資で重要なポイントが、コストの計算です。
特に毎月投資を行う場合は、手数料も毎月発生しますので、利益以上に手数料がかかってしまっては投資を行う意味がありません。

例えば「トラノコ」の手数料は、月額300円です。

仮に毎月1万円分のおつりを投資したとすると、300円は3%という計算になります。
つまり、年利3%以上のリターンを確保できなければ、手数料の分だけでマイナスになってしまう可能性もあります。

2.おつりを計算するアプリ

おつりの計算は、提携している家計簿アプリと連携して行われます。

「おつり投資」サービスの種類によって、対応している家計簿アプリが異なります。

おつり投資サービス連携家計簿アプリ
トラノコ・マネーフォワード
・マネーツリー
・Zaim
マメタス・マネーツリー

3.投資の運用方法

貯められたおつりが、どのような資産運用が行われるのかも大切なポイントです。

「トラノコ」は、TORANOTEC投信投資顧問株式会社が管理しているファンドで運用が行われます。
トラノコファンドの投資先は上場投資信託(ETF)で、世界中の資産に分散して投資されています。
リスクとリターンのバランスが違う3種類が用意されています。

「マメタス」は、ロボアドバイザー「WealthNavi」のアルゴリズムに従って、こちらも上場投資信託(ETF)での運用が行われます。

おつり投資おすすめランキング

1.マメタス

・サービス利用料は無料

・少額での投資が可能

・すべての手間が自動化

・運用はロボアドバイザーにおまかせ

・ETFで国際分散投資

WealthNavi 公式サイトへ

利用手数料

0円

運用コスト

預かり資産の年率1.0%

連携家計簿アプリ

マネーツリー

運用商品

ETF

マメタス おすすめポイント

マメタスは、ロボアドバイザーで人気の「WealthNavi(ウェルスナビ)」が運営する「おつり投資」サービスです。

家計簿アプリのマネーツリーと連携して、クレジットカードで支払った分の端数がおつりとして投資に回されます。

おつりの金額は、100円、500円、1,000円の端数から選択することができます。

投資用の資金は、ロボアドバイザー「ウェルスナビ」で運用されます。
ウェルスナビは、ノーベル賞受賞者が提唱する理論に基づくアルゴリズムを利用して、世界の企業や投資商品に分散して運用が行われます。

マメタスを利用するためには、WealthNavi、WealthNavi for 住信SBIネット銀行、WealthNavi for ソニー銀行、WealthNavi for 横浜銀行のいずれかで口座を開設する必要があります。

WealthNavi 公式サイトへ

2.トラノコ

トラノコ

・利用料は月額300円

・トラノコ学割で学生は利用料が無料

・おつりを5円から投資可能

・引落は、ほぼ全ての金融機関に対応

・おつりの他にポイント投資もできる

トラノコ 公式サイトへ

 

利用手数料

月額300円

運用コスト

預かり資産の年率0.3%

連携家計簿アプリ

・マネーフォワード
・Zaim

運用商品

ETF

トラノコ おすすめポイント

トラノコは、TORANOTEC投信投資顧問株式会社が運営する「おつり投資」サービスです。
セブン銀行、野村総合研究所などの大手企業がスポンサーとなっています。

おつりを投資に回すだけでなく、ポイントで投資をする機能も用意されています。

投資回数に応じたお祝い、毎月のポイントプレゼントなど、他にはない機能やサービスも用意されています。

トラノコ 公式サイトへ

おつり投資おすすめランキング まとめ

現在、日本で利用できる「おつり投資」サービスは2種類があります。

「トラノコ」は、投資金額にかかわらず月額利用料が300円かかります。

投資金額が少ない場合は、利益よりも利用料の分でマイナスになってしまう可能性があります。しかし、投資額が増えても手数料が変わりませんので、コツコツ積み立てて投資金額が大きくなればなるほど、コストが相対的に安くなります。

「マメタス」のメリットは、ロボアドバイザーのウェルスナビで運用されるということでしょう。

2016年1月から2018年7月までのリターンは、リスク許容度が1の安心なプランでも年利+8.9%という好成績となっています。

いざ資金を使って投資しようと思っていても、なかなか一歩が踏み出せないで方も、おつりを使った投資であれば、コツコツと積み立てを実践できるのではないでしょうか?

おつり投資 サービス会社一覧

トラノコマメタス
利用手数料月額300円無料
運用コスト預かり資産の年率0.3%預かり資産の年率1.0%
連携家計簿アプリ・マネーフォワード
・Zaim
・マネーツリー
運用商品ETFETF
ロボアドバイザーウェルスナビ
おつりの基準100円、500円、1000円100円、500円、1000円