ゆうちょ銀行で提供されている、独自の貯金商品のひとつに「定額貯金」があります。

定期貯金と名前が似ていますが、定額貯金はゆうちょ銀行だけで預けることができる金融商品で、定期預金とは預け入れ期間や金利の計算方法などが異なっています。

このページでは定額貯金のしくみや特徴、金利、定期預金との違い、メリットやデメリットを紹介します。

定額貯金の特徴としくみ

定額貯金は「ゆうちょ銀行」だけで取り扱っている、預金商品です。

貯金は1,000円以上、1,000円単位で一定額を預け入れることができます。
ゆうちょ銀行の預金限度額は、貯金総額で1,300万円になりますので、これ以上の金額は預金することができません。

預け入れ後は、据置期間の6ヶ月がすぎるまで預けたお金を引き出せないしくみで、6ヶ月以降は自由にお金を引き出すことが可能になり、最長10年まで預金しておくことが可能です。

預けている期間は、半年複利で利息が発生します。

定額貯金の金利

金利は、預入後3年までは6か月ごとの段階金利が適用されます。

しかし、ご存知の様に銀行の金利は長らく低迷している状態で、定額貯金もどれだけ高額や長期で預金しても0.010%しか金利が付きません。

利息は、満期日または解約時に一括で受け取ることができます。

期間金利
6月以上1年未満0.010%[0.010%]
1年以上1年6月未満0.010%[0.010%]
1年6月以上2年未満0.010%[0.010%]
2年以上2年6月未満0.010%[0.010%]
2年6月以上3年未満0.010%[0.010%]
3年以上0.010%[0.010%]
(参考)5年[0.010%]
(参考)10年[0.010%]

※[ ]内は、元金を100万円として半年複利により計算した税引前の年平均利回りです。

例えば、100万円を100口、金利0.010%で預金した場合は下記の利息になります。

受け取り金額
元利合計金額1,001,000円
利子額1,000円
税額(国税・地方税)203円
受け取り金額1,000,797円

定額貯金の口座開設・預金方法

定額貯金の預け入れは、ゆうちょ銀行の窓口で手続きを行います。

はじめて預金する場合、預入申込書に必要事項を記入して、印鑑本人確認書類預け入れるお金と一緒にゆうちょ銀行の貯金窓口に提出します。

2回目以降の預入の場合は、定額定期貯金証書があれば、窓口だけでなくATMでも預け入れが可能です。

ATMでの手続きの場合、定額定期貯金証書と預金だけで手続き可能なので便利。

また、総合口座通帳へ普通預金とは別に担保定額貯金として預け入れることも可能です。

ゆうちょ銀行の貯金窓口の営業時間は、店舗によって異なりますので確認しておきましょう。

一般的なゆうちょ銀行の営業時間は、9時~16時までです。
一部のゆうちょ銀行では、17時または18時まで営業を行っている支店もあります。
営業は平日のみで、土曜日・日曜日・祝日及び12/31~01/03は、すべて休みになります。

定額貯金の入金方法

定額貯金は、口数で入金する方法になっていて、1口の預入金額は1,000円、5,000円、1万円、5万円、10万円、50万円、100万円、300万円の8パターンから選ぶことになります。

例えば、10万円を預け入れる場合は、下記の5パターンになります。

1口 1,000円 = 100口

1口 5,000円 = 20口

1口 1万円 =  10口

1口 5万円 = 2口

1口 10万円 = 1口

口数を分けて預け入れておくことで、1口単位での部分解約が可能になります。

10万円一口で預けてしまうと、一部解約ができないので注意しましょう。

担保定額貯金の場合は、すべて1口単位での預け入れとなってしまいます。
分割して引き出す可能性がある場合は、1件で預け入れずに複数件で預けておくと万が一の際にも安心です。

定額貯金の預入期間は最長10年で、満期を迎えた後は普通預金の金利が適用されます。

定額貯金の解約・引き出し方法

定額預金を解約する為には、ゆうちょ銀行の窓口で手続きする必要があります。
ATMでは解約ができないので注意しましょう。

解約は、引き出したい定額定期貯金証書と印鑑を持参して、払い戻し請求を記入して貯金窓口に提出します。

50万円以上の払戻しの場合は、本人確認のための証明書が必要になります。

本人以外が解約する場合には、名義人が自筆した委任状が必要です。
委任状は、ゆうちょ銀行の公式サイトからダウンロードすることができます。

委任状について

定額貯金の中途解約

定額貯金は10年間預けておけますが、中途解約も可能です。

預入日から6ヶ月経過した時点から自由に引き出すことが可能になります。

6ヶ月が経過していなくても解約することは可能ですが、据置期間内払戻金利が適用されますので注意して下さい。

定額貯金のメリット

定額貯金は6ヶ月経過すると、自由に引き出し可能な点がメリットです。

一般的な定期預金の場合、満期日前に解約する場合は金利が下がるなどのペナルティが発生しますが、定額貯金の場合は6ヶ月以降であればペナルティがありません。

預入金額も口数ごとに金額を選ぶ形になっていて、最小で1,000円から始められるので手軽に貯金ができます。

長期の預入を基本としながら、お金が必要になった時は手軽に引き出し可能な柔軟性が特徴です。

ATMで解約ができず、引き出しが窓口でしかできませんので、普通預金に預けておくと使ってしまいそうという方には、利用価値が感じられる預金です。

定額貯金のデメリット

定額貯金は、預金金利が低いことがデメリットになります。

定額貯金や定期預金では利息が重要な要素ですが、以前ほどの利息が期待できなくなりました。

金利を得るのであれば、ネット銀行の預金を活用したほうがお得です。

定期預金が【高金利】のオススメ銀行

定額貯金のもう一つのデメリットには、預入可能な上限金額があります。

ゆうちょ銀行は一人の預入金額の上限が1,300万円となっており、それ以上の金額は預けられません。

普通貯金、貯蓄貯金、定期・定額貯金のすべてを合計して、1,300万円を超える金額を預けることができません。

定額貯金と定期貯金の比較

定額貯金と定期貯金の大きな違いは、預金の期間です。

また、定期貯金は原則満期まで解約ができませんが、定額貯金は預入日から6ヶ月間たつといつでも引き出しができる流動性があります。

定額貯金定期貯金
預入期間最長10年間 1ヶ月、3か月、6か月、1年、2年、3年、4年、5年で期間を指定
預入金額1,000円以上(1,000円単位)1,000円以上(1,000円単位)
据置期間預入日から6ヶ月間なし
利息計算方法半年複利3年未満:単利
3年以上5年以下:半年複利
払い戻し方法据置期間はいつでも可能預入期間後はいつでも可能

ゆうちょ銀行の定額貯金 まとめ

定額貯金は、ゆうちょ銀行が提供する便利なサービスの1つです。

預入日から6ヶ月経過すると自由にお金を引き出せるようになる便利な預金で、万が一、お金が必要になった時も直ぐに対応できます。

一方で金利の引き下げもあり、利息面でのメリットは薄れてしまいましたので、持っているお金を貯蓄するのか、利息に期待して資産運用を行うのか、考え方の違いが定額貯金を利用した方がいいかの分かれ目になるでしょう。

せっかく預金するのであれば、しっかりと金利を受け取った方がお得です。

以上、「ゆうちょ銀行の定額貯金とは?」でした。

ネット銀行 金利比較表 (100万円未満)

銀行名普通預金1ヶ月3ヶ月1年
イオン銀行0.150%0.02%0.02%0.02%
住信SBIネット銀行0.001%0.02%0.02%0.02%
GMOあおぞらネット銀行0.001%0.02%0.02%0.02%
新生銀行0.001%0.01%0.01%0.01%
楽天銀行0.02%0.02%0.11%0.03%
ソニー銀行0.001%0.01%0.01%0.05%
ジャパンネット銀行0.01%0.02%0.02%0.02%
じぶん銀行0.001%0.03%0.04%0.05%
セブン銀行0.001%0.02%0.02%0.02%

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  ※金利は年率・税引前表示(2019年8月23日現在)

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