株式を売買しようとした際、お目当ての銘柄がいくらの価格で取引されているのかを確認しながら取引します。

株は「売りたい人」「買いたい人」の間で価格がマッチングした際に売買が成立し、その価格を見極めるために使用されるのが「板情報」です。

板情報は多くの投資家がトレードの判断基準にしています。

板情報とは?

株式投資で使われる「板」とは、証券取引所に入っている注文状況を株価順にまとめた一覧のことで、銘柄別に見ることができます。

板のことを気配値とも言い、気配値とはまもなく売買が成立(約定)しそうなムードを伝えるもので、もっとも高い買い注文の値段をあらわす買い気配値と、最も安い売りの注文をあらわす売り気配値の2種類があります。

板には買い注文と売り注文の株数と価格がリアルタイムで表示されており、注文の状況を確かめられます。

そこから株価が上下いずれに動くのか、動いたらどの水準で止まるかなどを知ることができます。板情報は投資家にとって不可欠なツールなのです。

板情報の見方


(引用:SBI証券)

板情報の見方は、図の真ん中は値段(株価)を表示していて、証券取引所に注文が出ている価格です。

右側には、買い数量が表示されています。
その値段で何株買い注文があるのかがわかります。

左側には売り数量が表示されています。
その値段で何株売り注文があるのかがわかります。

売り注文の場合

例えば株価1,186円のところに売り数量が17,700とありますが、これは1,186円で17,700株の売り注文が出ているということです。

買い注文の場合

株価1,179円のところに買い数量が70,500とありますが、これは1,179円で70,500株の買い注文が出ているということです。

板情報の利用方法

板情報の売買への利用方法をいくつか紹介します。

1.板情報から買いと売りの強弱を判断する

(1)	板情報から買いと売りの強弱を判断する

株の価格は買いたい人が多ければ上昇し、売りたい人が多ければ下落します。

板を見て買数量が多ければ目先の動きとして「この株は価格が上昇しそうだ」と捉えることができますし、売数量が多ければ「この株は価格が下落するかもしれない」と捉えることができます。

ただ、取引時間外に表示されている板情報は取引時間終了時点の情報であり、取引時間終了後の停止した板情報を見て翌営業日の値動きを予測することは困難です。

そのため、板情報はあくまで目先の値動きを予測する材料として利用するようにしましょう。

また、板情報には成り行き注文の数量は含まれないので、板上で買数量が多く見えて価格の上昇を予測していても、大量の成り行き売り注文が入ったことが原因で価格が下落することもあるので、板情報に表示されない成り行き注文の存在も意識するようにしましょう。

成り行き注文に関する注意方法は後述します。

2.板情報から注文方法を選択する

2.板情報から注文方法を選択する

売り数量が少ない中で多くの買い注文が出ている株をこれから注文する場合、同じ価格の指値注文であれば注文自分の注文より前に出ている注文が優先されます。売り数量が少なく自分の指値注文の約定可能性が低いと判断する場合、結果的に購入価格は指値注文より高くなるものの成り行き注文を行うことで株を購入できる可能性が高まります。

板情報から読み取ることができる、自分以外の取引参加者の動きを意識した上で自分にとって最適な注文方法を選択しましょう。

3.板情報から売買価格を決定する

大量の売買注文が入る板を厚い板と呼びますが、このような厚い売り板や買い板が発生する場合、売買価格の参考にすることができます。

例えば厚い売り板が発生した場合を考えてみましょう。

板情報から売買価格を決定する

100円~101円で売買されている株があり105円に大きな売り注文が入っています。

105円に大きな売り圧力があるにも関わらず、105円に向けて買い上がる動きが見て取れる場合は、強い上昇トレンドが発生している可能性がありますが、105円の大きな売り圧力で上昇トレンドが止められてしまう可能性も考えられます。

そのため、早めに利益を確定したい場合には、厚い売り板手前の価格である104円に利益確定の指値売り注文を入れておくと良さそうだと考えることができます。

ただ、売り圧力を買い圧力が上回り、厚い売り板が吸収されると上昇トレンドに勢いが付いてさらに価格が上昇する可能性もあります。
そうなればさらに利益を伸ばすことができるため、結果的に104円での利益確定は早すぎてしまうこともあるかも知れません。

ですので、売買判断は板以外の情報も参考にしましょう。

次に厚い買い板が発生した場合を考えてみましょう。

厚い買い板が発生した場合

厚い買い板に向かって売りが進んでいるとします。

すでに高値で株を保有していて損切りを検討する場合、96円の厚い買い板で売りの勢いが吸収されて下落トレンドが反転する期待と、買い板を越えて売りが進むと下落が加速する危険性を考え、96円よりも少し下の価格へ逆指値売り注文を入れておくことで損失を限定することができます。

まだ株を持っていない場合は、96円で上昇トレンドへ反転することを期待して少し上の97円に逆張りとなる買い指値注文を入れておくという選択肢もあります。

ただ逆張りは想定通りに価格が反転しない場合、大きな損失を被る危険性もあるため、逆張りを行う場合にも同様に損切りを目的とした逆指値売り注文を出しておくようにしましょう。

板情報と成り行き注文・指値注文

売買価格を決定する場合は板情報が大変参考になります。
すぐにでも売買したい場合は成り行き注文を、値段を指定して売りたい場合は指値注文を出します。

成り行き注文とは、価格の指定をせず売買する注文方法で、指値注文よりも優先的に売買が成立します。ただし、市場に注文が出ていればすぐに売買成立しますが、買い注文数が少ない銘柄へ成り行き売り注文を出すと低値で売れてしまうなど、いくらで取引成立するかがわかりません。

決めた値段で売買したい場合は指値注文を利用します。指定した値段になったら注文が出され売買が約定 (成立)します。

しかし、株価がその値段にならなかったときは、売買が成立しません。

成り行き注文と指値注文は利用場面や用途によって使い分けると良いでしょう。

板情報と売り注文

いくらで売るかは板情報を見ることで予測することができます。すぐにでも売りたい場合は成り行き売り注文を。値段を指定して売りたい場合は指値売り注文を出します。

成り行き売り注文とは、価格の指定をせず売る注文方法です。

成り行き注文は指値注文よりも優先的に売買が成立します。ただし、市場に注文が出ていればすぐに売買成立しますが、買い注文数が少ない銘柄を成り行き注文を出すと低値で売れてしまうなどいくらで取引成立するかがわかりません。

決めた値段で売りたい場合は指値売り注文をします。指定した値段になったら注文が出され売買が約定 (成立)します。

しかし、株価がその値段にならなかったときは、売買が成立しません。

板情報と株の流動性

流動性とはその銘柄が市場でどれくらい売買されているかを示す指標です。

流動性があるとは取引数が多く、売買したいときにすぐに取引できる状態を言います。

一方、流動性がないとは、取引数が少なく売買したいときにすぐに取引ができない状態を言います。この流動性のある・なしを板情報で読むことができます。それが、板の厚さ・薄さです。

板が厚いとは取引が活発に行われていることを言います。

市場に出ている指値注文が多い状態で、これを流動性があると言います。
板が薄いとは逆に市場に出ている指値注文が少ない状態のことで、流動性のない銘柄のことを言います。

ですから板の厚い銘柄を狙うのが基本です。なぜなら、流動性の高い銘柄の方が流動性が低い銘柄と比べて参加者によって売買が繰り返されているため値動きが安定している傾向が高く、また株を売りたい時に売却できる可能性が高いためです。

売り注文と買い注文の最良気配値(最も高い売り注文と買い注文の値段)の価格差をスプレッドと呼びますが、 流動性のある板ですと参加人数が多くスプレッドが小さく取引しやすい状態です。

しかし、流動性がないスカスカの板では参加人数もまばらでスプレッドが大きくなって取引しにくい状態になります。

ですから、板情報では板の厚さと薄さの見極めがとても大事になってくるのです。

板情報の注意点

成り行き注文に注意

成り行き注文は注文されるとすぐに約定してしまうため、板情報には表示されません。
このことをしっかりと覚えておきましょう。

その場合は歩み値をみることで相場の流れがわかります。

(楽天証券 マーケットスピードⅡ 歩み値より)

歩み値とは銘柄が何時何分にどれくらいの値段で何株約定したかを時系列で示したものです。歩み値を見ることで、株価の動きや取引された株数を知ることができます。

板情報の一情報だけではなく歩み値など複数情報を参考にしながら売買判断を行うと良いでしょう。

売買価格と株数に注意

スカスカの状態の板は、株の取り引きが活発でなく、値動きが分かりにくいものです。

このように売買価格や株数が少ない板で成り行き注文した場合、値段の振れ幅が大きいため、安定していなくて、予想以上の高値で約定することもありますので注意が必要です。

板情報にこのマークが出たら要注意

板にふだんは出ていない下記のようなマークが出ていたら気をつけましょう。

特別気配のこと。売り注文、買い注文、どちらかに注文が殺到した場合、双方の注文の株数がつりあうまで売買を成立させないで株価を上げ下げしていくことをいいます。買い注文が殺到することを特別買い気配と言い、売り注文が殺到することを特別売り気配と言います。

注意気配のこと。売り注文が並んでいないとき、成り行きで買い注文を出すと値段が急上昇してしまうので、それを回避するために買い値を時間をかけて上げていくことをいいます。

S

ストップ高(安)のこと。値幅制限いっぱいまで株価が上がって(下がって)しまうことをストップ高(安)といいます。

前場開始前や前場終了後から後場開始前といった寄り付き前の注文情報を表します。

連続約定気配を表します。

大口注文発生時に瞬時に連続約定して直前の約定価格から更新値幅の2倍を超えて変動する場合や複数の小口注文発生時に一定時間内に更新値幅の2倍を超えて変動する場合、急激な価格の変動を招く恐れがあります。

そのような場合には連続約定気配と表示し、注文の付け合わせを保留して急激な価格の変動を防いでいます。

株の板情報 まとめ

板情報は、買いたい・売りたい投資家の意図が反映されています。

買いたい需要が多いのか、売りたい需要が多いのかも分かりますので、現状で人気があるのか、陰りがあるのかを判断する材料の一つにもなります。

板の情報をしっかり読み取り、トレードを有利に進めましょう。

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