ETFとは?

ETFは投資信託の1種です。Exchange Traded Fundsの略で、日本語では「上場投資信託」と呼ばれています。

通常の投資信託と違い、証券取引所に上場しているのが特徴です。

上場していると言うとまるで株式のようなイメージですが、ETFの投資対象は株式だけでなく、債券や不動産、通貨や金(ゴールド)といった商品などまで多岐にわたります。

ETFは海外の株式や債券、不動産などにも対応しているので、海外に投資をしたい投資家にも人気があります。

2016年12月、金融庁が金融審議会市場ワーキング・グループの報告で、「ETFは国民の安定的な資産形成に向けて本来有用な投資商品である」という言及を行いました。金融庁も個人の資産形成に向いた金融商品としてETFを認めた形になっています。

ETFは運用方針にも特徴があり、特定の指数に連動するような運用を目的としています。例えば日経平均株価と連動させるタイプのETFの場合、日経平均株価の動きにETFの値動きが完全に連動するような運用が理想とされています。

ETFが連動を目指す指数は、商品ごとに異なります。株式をメインに扱うETFであれば、日経平均株価やTOPIXなどが連動を目指す指数となります。金(ゴールド)を扱うETFであれば、金の取引相場で扱われている金の価格を指数化したものとの連動を目的として運用が行われます。

投資初心者がETFを購入する時には、どの指標との連動を目指しているのかを必ず確認しておきましょう。

ETFのしくみ

ETFは一般的な投資信託と同じように、投資信託会社が募集と運用を行います。

しかし、一次的な募集は一般投資家に対して行われるのではなく、保険会社や信託銀行、証券会社を中心とした機関投資家に向けて行われます。こういった機関投資家を「指定参加者」と言います。

イメージしやすいように、TOPIXに連動するETFを例に挙げて説明します。

TOPIXに連動するETFの場合、指定参加者は現金を提供するのではなく、TOPIXに連動する複数の銘柄をまとめた「現物株バスケット」と呼ばれるものを運用会社に拠出し、それと引き換えに運用会社からETFを入手します。

指定参加者は入手したETFを証券取引所で売却して利益を得ます。一般投資家は市場に流れたETFを、証券会社を通じて取得したり、逆に保有したETFを売却したりして換金を行います。

わかりやすい例として現物株のケースを紹介しましたが、ETFには他にも様々な仕組みがあります。

しかし結局のところ、一般投資家のレベルでは株式投資と似た形で証券会社を通じてETFを購入したり売却したりすることになります。ETFが上場するまでの経緯は一般投資家に関係する機会は少ないのですが、ETFを扱う以上、仕組みを覚えておいて損はありません。

ETFのメリット

ETFには、一般の投資信託と比べて以下のようなメリットがあります。

値動きが安定している

ETFは目標とする指数との連動を目指しているので、取り扱う銘柄はその指数を構成する銘柄となります。

仮に日経平均株価との連動を目指すETFであれば、日経平均株価を構成する225銘柄に対して分散投資が行われます。

単一の企業や業種の銘柄にこだわらずに投資を行うため、個別株の値動きが大きくても全体で見ると平均化され、大きな値崩れが起こりにくい特徴があります。

分野別に整理されたETFも存在し、「公益事業」や「エネルギー」などの分野に集中して投資をすることも可能です。

この場合でも分散投資を行いながら特定の指数への連動を目指すので、激しい値動きが起こる可能性は比較的少ないと言えます。

売買の機会が多い

ETFは上場しているため、株式と同じように売買が可能です。

信用取引も可能なので、買うだけでなく売りから始めることも可能です。
売買のチャンスが多いということはそれだけ利益をあげるチャンスも多いということですし、いざとなれば損切りも可能なので、うまく運用すればリスクを低減化することも可能です。

少額から開始可能

現在のETFは、安い商品を選べば1口数千円から開始することが可能です。成人で投資に興味があれば、基本的に誰でもETFを始められます。

ETFのデメリット

ETFには前記のようなメリットがある一方、以下のようなデメリットもあります。ETFを購入する際には気をつけておきましょう。

手数料がかかる

ETFも、他の投資と同じように手数料がかかります。
とはいえ一般的な投資信託と比べると、金銭的なコストがかかりにくいのが普通です。後述しますが、機械的に指数へ連動させる関係で人件費を節約できるため、手数料を安くできるのです。

大きな利益を得にくい

ETFは指数と一致するような値動きを目指します。
指数が2%上がればETFも2%上がるように運用するのです。

投資家としては、指数が2%上がったときに保有するETFが10%上がったら利益が増えるので嬉しいはずですが、ETFは指数から乖離しないことが目的なので、指数から差がつくような運用を行いません。

このため、たとえ上昇相場でも限定的な利益しかあげられないことが多いのです。

ETFと投資信託との違いを比較

ETFは投資信託の一種ですが、一般的な投資信託とは大きく違う特徴を持っています。どのような違いがあるか見ていきましょう。

購入窓口

一般的な投資信託は証券会社や一般の銀行で取り扱われています。

一方ETFは証券会社でしか取り扱いがありません。ETFは通常の投資信託に比べて購入窓口が少ないことになりますが、現在は多くの投資家がネット証券を利用しているため、ETFが証券会社でしか取り扱われていないことによるデメリットはほぼないと言えます。

購入価格

通常の投資信託は、1日1回算出される基準価額を元に算定された販売価格で購入することになります。

一方ETFは、リアルタイムに変化する市場価格が購入価格となります。同じ日にETFを購入しても、市場の動向やタイミング次第で値段が変動することに注意しましょう。

注文方法

一般的な投資信託は販売会社に注文して購入します。

ETFは、株式投資と同じように指値注文や成行注文で注文を行います。

購入時の手数料

通常の投資信託は、投資信託や販売会社ごとに違った販売手数料が発生します。

ETFは市場で取得するため、証券会社ごとに定められた売買委託手数料を支払います。

運用管理費用(信託報酬)

一般的な投資信託とETFを比べると、ETFの方が運用管理費用を抑えることができます。

これは、ETFが指標に連動するような運用を目指しているため個別企業の研究を必要とせず、あらかじめ作成したプログラムに沿って売買を行えるためです。プロの投資家による情報収集や分析の手間が要らないので、その分の人件費が節約でき、結果としてETFの方が安い費用で運用されるのです。

信用取引

通常の投資信託は信用取引ができませんが、ETFでは信用取引が可能となります。

全体的に、ETFは株に似た特徴があります。大雑把に言えば、投資信託と株式投資の中間にある存在がETFなのです。

ETFの商品種類

ETFには多くの種類がありますが、メジャーなものを以下にピックアップします。

国内株価指数ETF

国内の株価指数への連動を目指すETFです。日経平均株価やTOPIXを目標指数としているものが多く見られます。他の株価指数を扱っているETFも存在するので、興味がある人は探してみましょう。

債券ETF

各種債券に連動することを目的にしたETFです。債券というと満期まで保有しなければならないイメージがありますが、債券ETFは満期前に売買して利益を得ることが可能です。満期の縛りから解放されるので流動性が高く、債券なのでリスクが限定的なのが魅力です。

基本的には海外債券がメインとなっているので、海外に投資を行いたい人にもおすすめできます。

不動産投資信託のETF

上場している不動産投資信託のREITの価格を指数化したETFが存在します。不動産に興味があるけれど現実に不動産物件を購入できない人は、このタイプのETFを検討してみるといいでしょう。

商品ETF

商品価格に連動することが目的のETFです。ここでいう商品には、プラチナや金、パラジウムなどの貴金属が挙げられます。実際の商品と違い、あくまでETFなので、株式投資のような感覚で投資をすることができます。

外国株価指数ETF

外国の株価指数に連動することが目的のETFです。ダウ平均やNASDAQなどが目標の指数となります。外国株に興味がある人は挑戦してみると良いでしょう。

海外ETF

外国の証券取引所に上場しているETFに対する投資です。外国株価指数ETFと間違える人がいますが、海外ETFはあくまでも「外国で上場している」ETFです。そのため、投資に際して外国株式が取引できる口座を開設する必要があります。

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管理人1号 つみ秀管理人1号
つみ秀

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