「おつり投資」という金融商品があることを知っていましたか?
海外では広まりつつある投資スタイルですが、日本ではまだ馴染みのない言葉です。

 

「おつり投資」とは、一体どのような投資方法なのでしょうか?また、「おつり投資」を提供している会社は、どのような差別化を図っているのでしょうか?

おつり投資とは?

投資というと、まとまったお金が必要だと考えている人もいらっしゃるでしょう。

実際には100円単位で始められる投資もあるのですが、日本では投資についての教育があまり行われていないせいか、低額で手軽にできる投資の認知度はあまり高くないようです。

そういった現状に一石を投じるのが、今回紹介する「おつり投資」です。

日々の生活で発生する「おつり」を貯めておき、ある程度溜まったらそれを投資に回すという、消費行動と投資行動がセットになった画期的な投資方法です。

おつり投資のしくみ

買い物をする時、クレジットカードや交通系ICカードなどで決済すると、ちょうどの金額で支払われるために「おつり」がもらえません。

しかし、「おつり投資」では、アプリやツールを介して基準額を100円や1,000円などの単位で設定しておき、買い物の時に意図的におつりが出るように設定しておきます。

例えば基準額を100円と設定しておくと、買い物時に引き落とされるお金は100円単位になります。480円のものを買えば500円引き落とされますし、90円のものを買えば100円の引き落としになります。

一見ムダに思えますが、480円のものを買って500円引き落とされても、商品代金はあくまで480円です。では、残りの20円はどうなるのでしょう?

この20円は、おつり投資のための資金として蓄積されます。買い物を繰り返して貯まったおつりの総額が一定額を越えると、そのお金は自動的に投資資金として活用されます。
これが「おつり投資」の仕組みです。

現金で考えると、買い物をして返ってきたおつりを貯金箱に入れておくのに似ていますが、おつり投資では「貯金箱に溜まったお金が一定額を越えたら自動的に投資資金として運用される」という点が異なります。

おつり投資では資産運用も自動的に行われていくため、投資の度に投資対象を選ぶ手間が基本的にかかりません。選択したサービスごとに定められた方針に従って、資産は適切に運用されていくため、投資について勉強する必要がないのです。

投資に対する経済的心理的ハードルを極限まで下げた「おつり投資」は、誰にでもできる資産運用法として広がって行く可能性を秘めています。

おつり投資のメリット

1.自動的に投資と貯蓄ができる

日々の消費行動がそのまま投資に繋がるので、自発的に貯蓄ができない人におすすめです。

積極的に資産を運用するわけでもないので、特に意識することなく投資に参加することもできます。無意識に投資を行って資産を増やせるのは、投資に対してピンと来ていない人にとって嬉しいポイントです。

2.知らないうちにお金が増える可能性がある

おつり投資による投資は基本的に自動化されており、投資家本人が銘柄を選んだり売買タイミングを指定する必要はありません。勝手に貯まったお金が勝手に投資に回され、勝手に増えていく可能性があるのです。

おつり投資のデメリット

1.手数料がかかる

おつり投資サービスでは運用手数料や出金手数料が発生します。

サービスによっては預かり資金の数%を手数料として毎月徴収したり、月額の固定料金を支払う必要があったりします。

2.元本割れのリスクがある

おつり投資も投資である以上、元本割れして資産が減る可能性はあります。

投資行動はプログラムで自動化されているのですが、どれだけ安全な投資を行っていても元本を下回る場合があるのです。

おつり投資のサービス

ウェルスナビのマメタス

ここからは、個別のサービスについて紹介していきます。

ロボ・アドバイザーで有名なウェルスナビによるおつり投資サービスが『マメタス』です。iPhoneアプリがリリースされており、最初にクレジットカードを連携させてから利用します。

おつりを得るための基準額は「100円」「500円」「1000円」から選択でき、月々定額を積み立てることも可能です。一定期間ごとに貯まったおつりの総額を判定し、2万円を超えていれば自動的に運用資金として引き出されます。

投資に回された資金はロボ・アドバイザーが分散投資を行ってくれます。投資対象は国内外の株や債券、金(ゴールド)や不動産など幅広いのですが、投資家側に知識がなくても自動的に売買してくれるので安心です。

手数料は預かり資産の評価額の年率1%(消費税別)ですが、預かり資産額が3000万円を超えている部分については年0.5%の割引が受けられます。

最低投資額が30万円以上であることと、利用については提携している住信SBIネット銀行で口座開設し「WealthNavi for 住信SBIネット銀行」の自動積立を設定するなど、若干ハードルが高いところがマイナスポイントです。

TORANOTECのトラノコ

TORANOTEC株式会社という、2016年に設立された若い会社によるサービスです。

アプリを利用する点では前述の『マメタス』と同じですが、こちらは最低投資額が5円からとなっており、他のサービスと連携しなくていいので、投資を志してから始めるまでの期間が短くて済みます。

運用の判断はロボアドバイザーではなく、人間であるファンドマネージャーが行っているところも特徴的です。『マメタス』と同じく幅広い投資対象に分散投資を行ってくれます。

信託報酬料は純資産の総額の0.3%(年率、税抜)ですが、月額利用料が毎月300円かかってしまいます。ただし、新規登録者は利用料を3ヶ月免除してもらえます。

インヴァスト証券 マネーハッチ

インヴァスト証券のマネーハッチは、おつり投資の中でも特徴的なおつり投資です。

買い物をしたおつり以外に、買い物でたまったクレジットカードのポイントやインヴァスト証券のFXトレードで貯めたポイントを投資資金として利用できます。ポイントをうまく使えば手持ちのお金よりも多くの資金を運用に回せるのです。

ただし、利用するクレジットカードは「インヴァストカード」を使う必要があります。初年度の年会費は無料で、前年度に1度でもカードの利用実績があれば次年度の年会費は無料になるので、メインに使うクレジットカードをインヴァストカードにすることで原資を抑えて投資ができます。

マネーハッチの利用には、インヴァスト証券の「トライオートETF」に口座を開設する必要があります。この口座は店頭CFDの形式をとっており、投資家が預けた日本円をマネーハッチ側で米ドルに両替して海外ETFに投資するという特徴を持っています。日本円で預けることで元本部分の為替リスクを防いだり、レバレッジをかけたりすることができますが、ポジションを保有するためには保有ポジションの額の逆に言えば、1.25%+Libor以外の費用はかかりません。Liborの値は日々変動するので、そのリスクにはご注意ください。

資産運用自体は、元々自動取引に定評があるインヴァスト証券の自動取引ツールによって自動化されています。自分の判断でポジションを決済することも可能なので、積極的に投資に参加してもいいでしょう。

おつり投資まとめ

おつり投資は、日本では比較的新しいサービスです。今後の行方が気になりますが、基本的にあまり大きなお金を扱うものではないので気軽に始められるのは魅力的と言えます。

大きな利益を追求せずコツコツと資産を積み上げていく投資スタイルになるので、どうせなら早いうちに開始してしまったほうが運用期間が長くなり、最終的に積み上げた金額も大きくなる可能性が高くなります。

開始する場合は、本記事の内容を読んで自分にあったサービスを選択してください。

あなたの積み立てのお悩みは?

全然お金が貯まらない。。

まずは元本保証で安心な貯金でコツコツ積み立て。

積み立て式の貯金

なるべくリスクを少なく増やしたい

積み立てに向いた投資商品を紹介。

投資の種類

楽して増やしたい

最新のAIを活用して、おまかせ投資。

ロボアドバイザー

ハイリスクでもハイリターンで増やしたい

ビットコインなどの仮想通貨でがっつり稼ぐ

2017年は1年間で10倍以上も