手軽さと多種多様なラインアップで個人投資家に浸透してきたETF(上場投資信託)
日経平均株価など市場の平均値と連動するように設計された投資信託です。

本記事ではETFのしくみや種類、ETFで積立投資をする場合に向いた銘柄の選び方や注意するポイントなど基礎的なことをまとめました。
投資信託よりも手数料が安く、世界の市場に分散投資も可能なETF。資産運用を考えている方にはETFの積立投資を推奨します。

ETFのしくみ

ETFとは

ETFは、Exchange Traded Fundsの略で、上場投資信託と呼ばれています。

その運用は証券取引所で売買される投資信託で、株価指数など国内・国外の指標に連動したインデックス型投資信託がメインです。

投資対象は株式や債券のみならず金や原油などの商品(コモディティー)までと多彩、さらに日本国内から海外までと世界中がETFのマーケットです。

ですからETFの選択で容易に世界のマーケットに幅広く分散投資することができます。

そのしくみと種類について紹介していきましょう。

ETFのしくみ

ETFはTOPIXや日経平均株価などに連動するよう設計された投資信託の受益証券が証券取引所に上場されています。

上場しているので売買などは上場株式と同じように扱われます。

ETF市場は下図のように流通市場(ETFを売買する側)と発行市場(ETFをつくる側)によって成立しています。

流通市場では投資家間で小口化されたETFの受益証券を売買できます。発行市場では大口の受益証券の設定・交換が可能です。

ETFの種類

ETFは株式、レバレッジ型、ベア型、債券、商品、REITと種類も豊富で、それぞれが国内ETFと海外ETFにエリアで大別されます。簡潔にそれらの特徴を解説します。そして各種類の代表的な銘柄を表にまとめました。

株式

日本株は日経平均株価、TOPIX、 JPX日経400などに連動。海外株はNYダウ、S&P500などアメリカの代表する株価指数に連動。長期保有に適しています。

レバレッジ型

2倍型の場合、値動きが指数の2倍になるよう設計。元本の最大およそ6倍の値幅取りが可能で短期で高いリターンを求める投資家に人気です。ただし、リスクもそれなりにあります。

ベア型

株価指数と反対の値動きをするという特徴があり、ヘッジに有効で投資効果が期待。短期〜中期の取引に適しています。

債券

株式よりも比較的値動きが安定している債権はポートフォリオに必須です。債券ETFを利用すれば先進国債券、新興国債券の組入が安価なコストでできます。

商品(コモデティー)

金やプラチナ、原油、大豆などの指数に連動。金や原油は株価と逆の値動きをする傾向にあり、ポートフォリオの一部に入れればヘッジ効果が期待できます。

REIT(不動産投資信託)

東証REIT指数など国内外のREIT指数に連動。REITに投資するETFは安定した分配金が特徴です。長期で安定的した収益を得たい人に最適です。

ETFの種類エリア主な銘柄
株式国内日経平均連動型ETF TOPIX型連動ETF JPX日経400連動型ETFなど
海外NYダウ、S&P500や先進国株式など
グローバル中国、インド、ロシア、ブラジル、タイなどの新興国株式
レバレッジ型国内日経平均ブル2倍、TOPIXブル2倍、JPX日経400ブル2倍など
海外中国H株ブル2倍、NYダウブル など
ベア型国内日経平均ベア2倍、日経平均ベア、TOPIXベア2倍、TOPIXベア、JPX日経400ベア、JPX日経400ベア2倍など
海外中国H株ベア、NYダウベア など

債券

海外iシェアーズ 米国債ETF-JDR(米7-10年国債)、iシェアーズ・コア 米国債7-10年 ETFなど
グローバルABF汎アジア債券インデックス・ファンド(アジア国債・公債ETF)、上場インデックス・ファンド新興国債券など

商品

海外WTI原油、金、銀、プラチナ など

REIT

国内東証REIT、日経カバードコールなど
海外豪州REIT、海外債券、新興国債券、VIX指数 など

ETFの積立に向いた銘柄を選ぶポイント

ETFで積立投資を始めるならば、このようなポイントをチェックして銘柄を選ぶようにしましょう。

出来高は 最低1万株、 出来れば3万株

出来高とは売買の合計数量ですが、出来高が多いETFは人気を証明しています。出来高が少ないと売却時に売れないことも起こり得ます。出来高は最低1万株、出来れば3万株以上のものを選ぶようにしてください。

純資産残高の大きいものを

純資産残高は資産規模の大きさを表わし、大きければ大きいほど分散投資が順調に行え安定した運用を実現しています。純資産残高が大きいETFは運用期間も長期です。運用年数でETFを見るのも銘柄選びの良いポイントの一つです。

流動性は出来高と注文状況で確認

流動性はETFの売買が活発に行われているかを表わすもの。流動性の高い銘柄ですと売却が問題なくできます。流動性の目安が出来高と注文状況です。取引所のWebサイトなどで選びたい銘柄の純資産残高や出来高を比較して余りにも少ないものは候補から外すようにしましょう。

コスト(信託報酬)はより低いものを

ETFは投資信託と同様に信託報酬がかかりますが、投資信託よりもかなり割安です。しかし、積立で長期保有する場合はコストがどのくらい収益に影響するかは要検討です。できればコストの低いETFを選ぶようにしましょう。ETFにかかるコストは、保有中の信託報酬とそれ以外には購入時・売却時にかかる株式売買手数料があります。海外ETFを選んだ場合は円と外貨を交換する時の為替手数料がかかります。

乖離率、 プレミアム、ディスカウント

ETFは市場の急変時や運用によっては、連動を目指す指数の値動きから乖離するリスクがあります。ETFの乖離率とは、ETFの基準価額の変化率(騰落率)とベンチマークの変化率(騰落率)との差を表わしたものです。そのETFがお買い得かを知る場合、ディスカウント・プレミアム分析を行ないます。ETFの終値と基準価額(一口あたりの純資産価格)とを比べてETFの取引価格が基準価額(一口あたりの純資産価格)より高ければプレミアムと呼びます。本来の価格よりも高値で買うので損失になります。ETFの取引価格が基準価額(一口あたりの純資産価格)より安ければディスカウントと呼びます。本来の価格よりも安値で買えるので利益となります。ETFをディスカウントで買えるように日頃からETFのサイトで乖離率を調べておきましょう。

ポートフォリオの中身

そもそもポートフォリオ(運用資産の組み合わせ)によるリスク分散は、銘柄の分散、国・地域の分散、資産の分散などから成り立っています。多彩な商品がラインアップしているETFを保有すれば銘柄の分散ができます。日本だけでなく海外にも投資対象を拡大すれば国や地域の分散も行えます。そうすることで円とドルといった通貨の分散もできます。さらに国内株、海外株、REIT、金など異なった商品を組み合わせればいっそうの分散投資ができるので、安定した運用に繋がります。

ETFで注意するポイント

ETFへ投資する際には、次のような点に注意しましょう。

ハイリターンは期待できない

ETFは値動きが安定していることが魅力ですが、それはリターンが低いことで株式投資のような大きなリターンはのぞめません。

購入単価が高額

ETFは投資信託と比べて1単位の購入単価が高額です。1単位の購入に最低10万円程度は必要です。500円、1000円からスタートできると投資信託のような手軽さはありません。最近、一部の証券会社でETFの自動積立ができるようになりましたが、購入手数料が割高で、購入手続きごとにかかる手数料が負担になります。

価格変動のリスクがある

ETFの中には、組入れられた有価証券の発行体の倒産や財務状況の悪化などの影響により基準価額が下落することがあります。また、市場動向の急変時等には、株価指数等に連動する運用が困難になる場合があります。

海外ETFでは為替リスクがある

円ではなく、投資対象国の通貨で取引される海外ETF。たとえばアメリカのダウ平均に連動する海外ETFを購入した場合、購入時よりも売却時が円高の場合、ETFの売却益が為替の変動分、マイナスとなり損失になる可能性もあります。

ETFで積立投資に向いた銘柄の選び方まとめ

株価指数に連動するETFの魅力は分散投資、低コスト、少額投資、この3点が備わっているからです。

国内・海外の幅広い銘柄に分散投資することでリスクを抑えながら収益を得ることが可能です。ETFの口座を持てば、株式、債券、不動産、商品、通貨など様々なマーケットからのポートフォリオが容易に作成できます。

投資信託というとまずは株式ですが、ETFも考えてみてはいかがでしょうか。

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