自分でコツコツ貯金しようと思っていても、ついつい多く使ってしまったり、入金するのを忘れてしまったりと、定期的な貯金を習慣化するのは、なかなか難しいものです。
もっとも便利で間違いのない方法が「自動で積み立てしてくれる貯金」の「自動積立定期貯金」です。
自動積立貯金とは?
自動積立貯金は、決まった日に、決まった金額を自動的に貯める事ができる貯金の一つです。
自積(じつみ)と略して呼ばれることもあります。
自動積立なら指定した口座から自動的にお金を引き落としをして、そのお金を積立として貯金をしてくれます。口座に入金したり、ネットで操作したりせずに、毎月忘れずに貯金することができます。
貯金される種類は定期預金なので、正確には「自動積立定期貯金」となります。
毎月決まった金額を預金しますが、増額月が設定出来る銀行もあるのでボーナス月などは多めに積立てることができます。
1年や3年、長いものでは10年などの期間をあらかじめ決めて預金を始める商品が多くあります。1年満期の定期などの場合は満期になると自動で継続されるので、手続きなどは不要です。
出来る金額から積み立てる
継続して貯金を行って行くためには、生活に支障が出ない、無理しない金額から貯金を始めることが大切です。
無理して多く貯金していても、出費がかさんだ時にすぐに解約してしまっては、いつまでもお金が貯まりません。自動積立で貯めているお金は、忘れている位の感覚でいた方が、長期に渡って貯金を行う事ができます。
目標があって、大きな支払い予定がある人は、目標金額から逆算して毎月預金する金額を決めると良いでしょう。もらった給与をすぐに使ってしまうという方は、給与の10~20%を毎月預金するように設定すると負担なく預金できるようです。
給与振込先での自動積立が便利
自動積立で預金する場合には、預けたい銀行の普通預金に資金が入金されている必要があります。
会社からの給与の受取先の銀行で自動積立預金を行っていれば、資金を移動する必要がないので便利です。いわゆる「給与天引き」というしくみです。
預金をするのに手間がかかってしまうと、貯金をすることが面倒になってしまったり、資金の移動を忘れてしまったりという事があります。そんな手間や面倒を省くために、自動で積立預金されるシステムを活用しましょう。
自動積立定期貯金を選ぶポイント
ポイント1.金利
低金利時代からさらにマイナス金利時代になり、普通預金や定期預金は雀の涙にも満たない金利しかつきません。積立預金も同様に低金利ですが、ネットバンクを活用することで、金利が高い預金を利用することができます。
2018年11月現在では、イオン銀行の積立定期預金が預金の期間に関係なく「0.08%」という高金利になっています。
満期になった場合のしくみには、「自動解約型」と「自動継続型」があります。
自動解約型は、元金と利息が普通預金の口座に入金されます。自動継続型は、元金に利息がプラスされた金額が自動で定期預金に継続預金されます。
ポイント2.入金の手間
自動で積み立てるには、積立の原資となるお金が普通預金に入っている必要があります。給与の振込と積み立てる口座が別の銀行の場合には資金を移動しなければなりませんので注意が必要です。
イオン銀行では、他の口座から自動で資金を引き落としてイオン銀行の口座に入金できる「自動入金サービス」を無料で利用できます。
振り込み無料のサービスを利用する事で、手数料をゼロ円で銀行間を資金移動できるので、有効に活用して下さい。
ポイント 3.積み立てる金額
積立貯金はコツコツと継続して行ってこそ、大きく貯まるものです。継続は力なりです。
無理して大きな金額からスタートして途中で挫折してしまうよりも、まずはできる範囲で貯金を始めて、習慣がついたところで増額した方が長続きします。
ネット銀行では、500円や1,000円といった金額が積立貯金を開始できます。
自分のできる範囲から始めてみましょう。
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