銀行にお金を預けてくと、決められた金利にそって利息をもらうことができます。

また、お金を借りた際には、金利分のお金を加えて元本を返済しなければなりません。

金利の数字は、どの様に決められるのでしょうか?

金利のしくみや上手に金利を活用させる複利運用についてを解説します。

金利のしくみ

資産運用が上手く行った場合には、お金が増えます。

金利は、どの程度お金が増えるのかを表す数字で、一般的には年利という計算で1年間で何%増えるかを示します。

元本の金額に金利を乗じて計算される数字が、1年間運用した場合に増える金額です。

金融機関からお金を借りる際に発生する利息も、同じ方法で計算できます。

一ヶ月分の利息を調べる場合には、1年間の利息の金額を12で割ると算出可能です。
1日単位なら365で割ります。

金利は利息制限法など法律による上限が定められている場合もありますが、基本的に市場原理や当事者間の合意で決まる仕組みです。

リターンが少なく安全性の高い資産ほど金利が低く、リスクがありリターンが期待できる資産ほど金利が高い傾向にあります。

金融機関からお金を借りる場合も、信用が高く貸し倒れのリスクが低いと判断された場合には低い金利が設定されます。
信用が低い人ほど設定される金利が高くなる仕組みです。

単利とは?

金利は「単利」「複利」に分かれます。

単利(引用:みずほ銀行)

単利は、元本に対してのみ利子がつく仕組みです。
運用により増えた利子分に対して、さらに利子がつくことはありません。

例・投資額100万円を年利10%で10年間を単離で運用した場合
経過年数繰越元金1年の増加分増加分累計
01,000,00000
11,100,000100,000100,000
2

1,20,000

100,000200,000
31,300,000100,000300,000
41,400,000100,000400,000
51,500,000100,000500,000
61,600,000100,000600,000
71,700,000100,000700,000
81,800,000100,000800,000
91,900,000100,000900,000
102,000,000100,0001,000,000

100万円を年利10%で運用した場合は、1年で10万円増えます。

2年目も3年目も1年目と同じように、利子として1年間で得られる金額は10万円です。

5年運用すると合計で50万円の利子が得られます。10年運用した場合は100万円です。最初の1年間で得られる利子と同じ金額が毎年得られます。

単利の金融商品の具体例としては国債や地方債などが挙げられます。社債も多くが単利です。

額面金額に対して、あらかじめ決められた利率で利息が支払われ、償還日に元本が返って来ます。基本的に債券は単利と考えていいでしょう。

他に定期預金も銀行によっては単利の場合があります。

複利とは?

複利は運用によって増えた利子分にも利子がつきます。

利子として増えた分が、元本に繰り入れられる仕組みです。


(引用:みずほ銀行)

例・投資額100万円を年利10%で10年間を複利で運用した場合
経過年数繰越元金1年の増加分増加分累計
01,000,00000
11,100,000100,000100,000
21,210,000110,000210,000
31,331,000121,000331,000
41,464,100133,100464,100
51,610,510146,410610,510
61,771,561161,051771,561
71,948,717177,156948,717
82,143,588194,8711,143,588
92,357,946214,3581,357,946
102,593,740235,7941,593,740

100万円を年利10%の複利で運用した場合、1年目に得られる利子は単利と変わらず10万円です。
しかし、2年目以降は単利よりも多い利子が得られます。

2年目には1年目で増やした10万円が元本に繰り入れるため、110万円に対して10%の金利がつく仕組みです。

2年目で得られる利子は11万円で単利と大きな違いはありませんが、長期間運用すればするほど単利との差が広がります。

複利で5年間運用した場合には、5年目で得られる利子は146,410円で単利と比べて46,410円の差が付きます。

トータルの利子は610,510円で単利との差は110,510円です。

10年間で見てみると、さらに差が広がります。

10年目に複利で得られる利子は235,794円で単利の場合と135,794円も差が付いています。

10年間トータルの利子だと複利なら1,593,740円で、単利よりも593,740円も多く金利がついている計算になります。

運用年数が長くなると、雪だるま式に金利の差が広がるのが分かるでしょう。

1,000,000円を年利10%で複利運用すると
10年後に2,593,742円、約2.59倍になります。
単利では 2,000,000円となり、その差は 593,742円です。

経過年数単利の場合複利の場合差額
0 年後1,000,0001,000,0000
1 年後1,100,0001,100,0000
2 年後1,200,0001,210,00010,000
3 年後1,300,0001,331,00031,000
4 年後1,400,0001,464,10064,100
5 年後1,500,0001,610,510110,510
6 年後1,600,0001,771,561171,561
7 年後1,700,0001,948,717248,717
8 年後1,800,0002,143,589343,589
9 年後1,900,0002,357,948457,948
10 年後2,000,0002,593,742593,742

72の法則

複利において、年数に%で表した年利の数字を乗じて72前後の数字になる場合、その年数で元本が約2倍になることが分かっています。

72の法則と呼ばれるもので、投資をする上でよく使われているものです。計算式は以下の形で表されます。

年数 × 金利(%)= 72

10年で元本を2倍にしたいのであれば、年数のところに10を当てはめると金利は7.2%になります。

年利7.2%の金融商品に投資すると、現金が10年で2倍になるという計算です。

逆に運用する金融商品が決まっていて、元本が2倍になるまでに必要な年数を計算するには、金利のところに金融商品の年利を当てはめます。

例えば、年利2%の債券なら、元本が倍になるために36年かかることが分かります。

複利効果を活かす方法

資産を大きく増やすには、複利効果を活かすことが大切です。

複利効果は、投資期間が長ければ長いほど効果が大きくなります。

積立投資を行う場合には、短期的に値が上がりそうな金融商品を選ぶのではなく、なるべく長期目線で選ぶのが望ましいでしょう。

そして、投資によって得られた利益を現金化するのではなく、すぐに再投資に回すことで複利の効果を得ることができます。

投資信託の場合には分配金が自動的に再投資に回されるものもありますが、口座に入金されるようになっていることも多いです。

定期預金の場合も、利息が元本に繰り入られるタイプと、繰り入れられないタイプがあります。

株式の配当金は指定した銀行口座に入金される仕組みです。配当金を再投資するには、買い足す必要があります。

いずれの場合も複利の力を利用しながらコツコツ積み立てて行くことで、大きく資産を増やすことができます。

複利の効果は早いもの勝ち

長期間にわたって積立する場合には、少しでも早い段階で始めくことも大切です。
中高年になってから始めるよりは、若いうちから始めた方が有利です。

70歳まで積み立てを続ける場合、30歳で始めれば40年間続けられます。

50歳で積み立てを始めた場合は、20年間しか続けられません。

始める時期が早いか遅いかで、複利効果に大きな差が出ます。

また、年齢を重ねてから投資をして万が一失敗した場合には、リカバリー出来る期間が限られてしまいます。

若いうちの失敗であれば、それを糧としてリカバリーする期間を長く持つことが出来ます。

金利と複利の力まとめ

短期間の投資であれば、単利と複利であまり差がありませんが、長期投資の場合には非常に大きな差がつきます。

老後に不安を抱えて投資で資産を増やしたいと思っている人は、なるべく早く貯蓄や投資を始めて、複利の力を活用するといいでしょう。

72の法則に当てはめて計算すると、20年あれば年利3.6パーセントでも元本が2倍になります。

金利の高い金融商品はリスクも高いですが、複利の力を利用することで、安全性が高い金融商品でも大きく資産を増やすことができます。

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